実査日: 2026-08-12 / 更新: 2026-08-13

トラリピの本当のコスト構造

保有日数が長い反復注文では、スプレッドだけでなく日々のスワップ取り分が効く。

結論

保有日数が38〜42日になる反復注文では、入口のスプレッドだけでなく、毎日のスワップ取り分が支配的になる。AUD/NZDの同じ1万通貨・40日という比較では、GMOのスプレッドが狭くても、スワップ取り分を加えると合計コストが大きくなった。

今日の疑問

若手研究者のイラスト
若手研究者
保有日数が長いと、入口のスプレッドだけでは足りませんか?
博士のイラスト
博士
データ上は毎日のスワップ取り分も積み上がり、長期保有の比較に入ります。
若手研究者のイラスト
若手研究者
同じ条件なら、どの費用を並べて比べますか?
博士のイラスト
博士
スプレッド費とスワップ取り分を同じ期間で合計する方法です。
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若手研究者
GMOのスプレッドが狭ければ、総コストも小さいですか?
博士のイラスト
博士
データ上はスワップ取り分を加えると大小が逆転する場合があります。

検証条件

対象
AUD/NZD・1万通貨
保有期間
40日(中央値38〜42日、最大129日)
比較項目
スプレッド費とスワップ取り分
実査日
2026年8月11〜12日

40日保有の試算

業者スプレッド費スワップ取り分×40日合計
GMO自前1.5pips ≒ 138円43円×40 = 1,720円≒1,858円
ループイフダン6.0pips ≒ 552円4円×40 = 160円≒712円
トラリピ非公開10円×40 = 400円400円 + スプレッド
トライオートFX変動(不明)5円×40 = 200円200円 + スプレッド

この比較は、2026年8月11〜12日に確認した数値を固定して置いた概算である。実際のスプレッド・スワップ・保有期間は変わる

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若手研究者
つまり、表の合計は今の取引条件を保証する値ではないのですね?
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博士
データ上は特定時点の概算なので、現在の公式条件で再計算します。
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若手研究者
合計を見るときは、スワップ取り分を40日分として足すのですね?
博士のイラスト
博士
そうなんです。40日保有の同じ条件でスプレッド費とスワップ取り分を合計する考え方です。

なぜ逆転するのか

スプレッドは約定時の一度のコストだが、反復注文では未決済建玉が長く残る。元レポートの実測では、期末に残る建玉の保有日数中央値は38〜42日、最大129日だった。38〜42日保有すると、1日あたりの取り分の差が入口のスプレッド差を上回ることがある。

若手研究者のイラスト
若手研究者
入口の差が小さくても、建玉が残ると比較の見え方が変わるのですか?
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博士
データ上は38〜42日の保有期間に日々の取り分が積み上がり、入口の差を上回る場合があります。
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若手研究者
そのため、短期と長期を同じ表だけで判断しないのですね?
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博士
そうですね。保有期間が違えば、同じ業者でもコストの組み合わせが変わります。

したがって、短期で回転する設定と、長く保有する設定では、同じ業者のコスト評価が同じにならない。GMOのAUD/NZDスワップ取り分43円、ループイフダン4円、トラリピ10円、トライオート5円という実査値は、比較時点のスナップショットである。

取引コスト以外の注意

GMOのデータで検証されたトラップ型注文では、注文から指定価格に到達しないまま30日を過ぎると注文が取り消される。期末建玉の58〜64%が30日超だったため、注文失効を補う監視・再発注がなければ、想定したラダーと実際の注文状態がずれる。

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若手研究者
30日を過ぎた注文の扱いも、コスト試算に関わりますか?
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博士
データ上は注文が取り消される条件があるため、想定した注文状態と実際の建玉を分けて確認します。
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若手研究者
時間帯でスプレッドが広がる点も同じように見るのですね?
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博士
5時台の23.1pipsという観測もあるので、中央値だけで置かず時間帯を明記します。

また、AUD/NZDのスプレッドは通常時の中央値1.5pipsに対して、5時台は23.1pipsだった。時刻をまたぐ運用では、中央値だけでコストを置くと実際の負担を小さく見積もる可能性がある。

実査日・出典・免責

実査日: 2026-08-11〜13。出典: source_reports/multipair_trap_2026-08-12.md の§8および source_reports/spread_latest.md。数値は公式ページの実査値と保存されたスプレッド観測の範囲で記載した。

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