実査日: 2026-08-14 / 更新: 2026-09-16

スワップは通貨下落に勝てるか

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高金利通貨3ペアのスワップ受取と通貨変動を合算し、1万通貨モデルの実効損益を日次・月次で追跡する。

結論

スワップ受取だけでなく通貨変動も同じ単位で足し、実効損益として記録する。高金利通貨の買い持ちは、受取額だけを見たときと、円換算の値動きを加えたときで見え方が変わる。

今日の疑問

若手研究者のイラスト
若手研究者
高いスワップを受け取り続ければ利益になるのか、受取額だけで見てしまいそうです。
博士のイラスト
博士
スワップと通貨変動を足した実効損益で見る必要があります。受取と値動きを同じ1万通貨の円額にそろえるんですよ。
若手研究者のイラスト
若手研究者
それなら、月ごとの受取と値動きを分けて確認できますか?
博士のイラスト
博士
そうですね。月次表ではスワップ受取、通貨変動、実効損益を横に並べて確認します。
若手研究者のイラスト
若手研究者
TRY/JPYはスワップが大きく見えるので、実効損益も同じように読めますか?
博士のイラスト
博士
インヴァスト証券の公表値で集計すると、2026年1〜6月の実測では、TRY/JPYのスワップ受取(+約4,598円)に対して通貨下落(−約1,480円)となり、累積は+約3,118円だった。バックフィル後の追跡全体(2026-01-05〜08-14)では、スワップ受取(+約5,741円)と通貨下落(−約2,940円)で累積は+約2,801円だった。ただしこれは短い窓であり、過去5年では年率約24%の対円下落があった(スワップで補いきれない年が多い)。短い期間の実測だけで判断できないことが、この通貨の難しさであるんです。

検証方法

対象
MXN/JPY・ZAR/JPY・TRY/JPY
標準モデル
各通貨1万通貨の買い持ち
レート
GMOコイン外国為替FX Public APIのbid/ask、mid=(bid+ask)/2
スワップ
参照業者(インヴァスト証券)が各取引日に付与する額(1日あたり×付与日数)。付与なしの日は0円
参照業者の選び方
2026-01-05以降、付与なしの日も含めて全取引日の公表値が欠けずに揃っている業者。広告掲載の有無とは無関係
履歴の出典
インヴァスト証券日次CSV(GMOコインは比較表用)
計算式
実効損益 = スワップ受取 + (当日mid − 前回利用可能mid) × 10,000
追跡期間
2026-01-05開始、レートは日次終値をバックフィル
通貨変動は円/1万通貨で計算する。レートがない日はその日のスワップだけを計上する。通常の休日など短い空白の後は直前の利用可能なレートとの差を使うが、7日以上のレート欠測をまたぐ通貨変動は1日分として実効損益に計上しない。週末に取得したレートの変動も通貨変動に含める。参照業者の公表値が欠けた取引日はスワップを計上せず、その月は集計中として扱う。

自動更新: 月次実効損益

月付与日数MXN/JPYZAR/JPYTRY/JPY
スワップ受取通貨変動実効損益スワップ受取通貨変動実効損益スワップ受取通貨変動実効損益
2026-0128日+340.3円+1,290円+1,630.3円+340円+260円+600円+740.5円-740円+0.5円
2026-0228日+415.5円+2,130円+2,545.5円+364円+2,290円+2,654円+716.7円-30円+686.7円
2026-03MXN 34 / ZAR 34 / TRY 30+494円-2,260円-1,766円+460.3円-4,470円-4,009.7円+778.4円+130円+908.4円
2026-04MXN 31 / ZAR 31 / TRY 35+463円+1,200円+1,663円+429.5円+330円+759.5円+923.5円-1,100円-176.5円
2026-0526日+388.3円+2,150円+2,538.3円+353円+4,180円+4,533円+662.7円+160円+822.7円
2026-0630日+446.8円+1,180円+1,626.8円+426.4円+1,020円+1,446.4円+775.8円+100円+875.8円
2026-0733日+481.1円-2,140円-1,658.9円+483.3円-4,050円-3,566.7円+806.1円-1,710円-903.9円
2026-0829日+424円+3,300円+3,724円+437.9円+4,035円+4,472.9円+698.9円+235円+933.9円
2026-0932日+490円-6,850円-6,360円+465.8円-3,135円-2,669.2円+773.2円-1,095円-321.8円
2026-10 (〜10/9)9日+136.7円-350円-213.3円+129.6円-730円-600.4円+220.1円-100円+120.1円
累積280日+4,079.7円-350円+3,729.7円+3,889.8円-270円+3,619.8円+7,095.9円-4,150円+2,945.9円

単位は各通貨1万通貨。スワップは参照業者(インヴァスト証券)が各取引日に付与する額(1日あたり×付与日数)で、週末・祝日の分は特定の取引日にまとめて付与されるため、月ごとの付与日数は一定ではありません。月〜金のレート充足率が90%未満の月と、参照業者の公表値が欠けている月は集計中とし、進行中の月は集計終端日までの期間を注記します。

最下行の累積は、追跡開始から各月までの合計である。実効損益が「—」の月は、スワップ履歴が未取得で、値動きだけから推測していない。

自動更新: 直近30日サマリ

直近30日: 2026-09-10〜2026-10-09(暦日30日)

通貨スワップ受取通貨変動実効損益
MXN/JPY+459.5円-4,105円-3,645.5円
ZAR/JPY+432円-930円-498円
TRY/JPY+728.5円+270円+998.5円

直近30日は、表に保存されている最新スワップ観測日から暦日30日を区切って集計する。営業日だけをつないだ値ではないため、欠損日の扱いは検証方法の記載に従う。

若手研究者のイラスト
若手研究者
月次表では、実効損益がプラスかマイナスかを先に見ればよいですか?
博士のイラスト
博士
まずスワップ受取と通貨変動の符号を分けて見て、最後に実効損益へ足し合わせた結果を確認します。
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若手研究者
レートが欠けた日を、変動ゼロとして月次に入れているわけではないのですね?
博士のイラスト
博士
欠損日はスワップだけを残します。短い空白なら次の観測日を前回利用可能なレートと比べますが、7日以上の欠測をまたぐ値動きは実効損益に足しません。計算の空白を都合よく埋めてはいません。
若手研究者のイラスト
若手研究者
表の数値をそのまま将来の見通しに使ってよいですか?
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博士
いえ、過去の集計は検証期間の記録です。業者条件や相場が変われば、同じ結果になるとは限りません。

業者による受取額の違い

参照業者(インヴァスト証券)の公表値は、比較できたGMOコインの公表値より高めである。同じ計算を他社(GMOコイン)の公表値で行うと受取額は変わり、具体的な比率は下の表で示す。

通貨インヴァスト証券GMOコインGMOコイン ÷ インヴァスト証券
MXN/JPY+3,029円+2,492円82%
ZAR/JPY+2,856.5円+2,407円84%
TRY/JPY+5,403.7円+4,429円82%

期間 2026-01-05〜2026-07-31。各社の公表値に同じ計算(1万通貨・付与額の合計)を当てたもの。GMOコインは付与なしの日を保存しないため、付与日数の合計が暦日と5%を超えてずれる場合は表示しません。

注意点

スワップの正規化と業者別の比較条件は、スワップ「取り分」の実測比較で確認できる。

訂正記録

2026-09-16、キャリー実測の集計方法を修正した。原因は次のとおり。

新しい集計は、参照業者(インヴァスト証券)1社の付与額(1日あたり×付与日数)だけを合計し、週末に取得したレートの変動も計上する。旧値と新値は次のとおり(数値はすべて円)。

上に列挙した合計値のうち、スワップ受取と累積は増え、通貨下落は変わっていない(符号の反転はない)。旧集計は週末・祝日分の付与日数を1日分に切り詰めていたため、実際より少なく表示していた。なお月次表では、TRY/JPY 2026-01の実効損益が−263.5円(旧)から+0.5円(新)に変わっており、この月だけ符号が反転している。

実査日・出典・免責

実査日: 2026-08-14。出典: インヴァスト証券日次CSV(参照業者)、GMOコイン外国為替FX Public API・日次履歴API(レート・比較表用)、保存した日次終値データ、サイト用スワップデータベース。スワップは参照業者1社の公表値を使うが、条件は日々変動する。集計方法の修正: 2026-09-16(訂正記録を参照)。掲載値は過去の集計であり、将来の結果を示さない。

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